レパートリーシアターKAZE2017
創立30周年記念 レパートリーシアターKAZE春の劇場体験週間
3月10[金]~12日[日] 開演:平日7時/土日2時
※3月9日は〈春の劇場体験週間〉として近隣の中学校が鑑賞します
作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
上演台本・演出:浅野佳成
音楽:八幡茂
舞台美術・衣裳:アンジェイ・ピョントコフスキ Andrzej Piątkowski
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久
企画制作:佐藤春江 演出助手:江原早哉香
出演:辻由美子
柳瀬太一/白根有子/佐野準/佐藤勇太/田中悟/栗山友彦
仲村三千代/白石圭司/中村滋/清水菜穂子/酒井宗親 ほか
そしていつかは平和の地にたどり着きたかった―
幌車に乗って旅を続ける“肝っ玉おっ母”と3人の子どもたち。
長引く戦争から生活の糧を得るも、戦争はおっ母から、
愛する子どもたちを次々と奪っていく。
戦争の悲惨さを訴え、人間の力強さを証明する劇団の代表作
創立30周年記念 第90回公演【新作】
4月11[火]~16日[日] 開演:平日7時/土日2時
作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 翻訳:川口覚子
演出:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu
舞台美術:ミハイ・パストゥラマジウ Mihai Pastramagiu
音響:セルジウ・スクレレアSergiu Screlea 照明:坂野貢也
舞台監督:佐田剛久 音響オペレータ:渡辺雄亮
出演:柴崎美納/中村滋
石岡和総/田中賢一/緒方一則
戦地に赴く男たち、その帰りを待つ母、娘、妻たち―
使者が〈死の報せ〉を持って訪れるのは、3つの時代、3人の女たちの待つ部屋。
息子を送り出す母親、父親に付き添う娘、旦那を待つ妻……戦場に赴き、英雄の陰で死んでいった名もない男たちとそれぞれの家族の、くり返される、おかしくも奇妙な別れ。蛇口からは黒い水が流れ続け、窓の向こうでは、馬たちが凶暴さを増していく―。
柴崎美納が3人の女性(母、妻、娘)を演じ、フランスの現代作家マテイ・ヴィスニユックの寓意劇に取り組みます。
演出を担うのは、『ジャンヌ・ダルク』『ピカソの女たち』などで恊働してきたウジェーヌ・イヨネスコ劇場(モルドバ共和国)の芸術監督ペトル・ヴトカレウ。日本・モルドバ共和国・フランスの3カ国を結び、終わることのない“戦争”の歴史、そして人間の可能性を問う新作上演です。
創立30周年記念 レパートリーシアターKAZE第19回凱旋公演
7月22日[土]~24日[月] 開演:平日7時/土日2時
作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 翻訳:志賀重仁
演出:浅野佳成 上演台本:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu
舞台美術・衣裳:ステラ・ヴェレブチュアヌ Stela Verebceanu
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久
企画制作:佐藤春江
演出助手:江原早哉香
出演:白根有子
栗山友彦/田中賢一/石岡和総/佐藤勇太
車宗洸/蒲原智城/木村奈津子/工藤順子
旅役者の一行が語る、伝説の少女ジャンヌ・ダルク、
彼女が起こした〈奇跡の物語〉
時代は600年前、フランスは戦争と貧困、疫病にあえぎ、人びとは〈奇跡〉を待ち望んでいた。そこに現われた羊飼いの娘ジャンヌ・ダルク。読み書きも出来ない普通の少女が、自らの聞く“声”を信じ、行動していくことで、人びとを死と絶望から救っていく。しかし、政治の犠牲となった彼女は、異端者とされ、火あぶりの刑となってしまう。
私の声が聞こえますか―
ひとりの少女があげた“声”、彼女の心に燃える“炎”は、
時を超え、私たちの中に生き続ける
芸術監督浅野佳成が呼びかけ、作家が劇団に書き下ろしたオリジナル作品。
「声をあげる機会の少ない世界中の若い人たちに、ひとりの少女が起こした〈奇跡の物語〉を、そして、声をあげることの重要性を知ってほしい」という願いのもと、日本、フランス、モルドバ共和国の3カ国の共同制作によって生まれたレパートリーです。
創立30周年記念 第91回公演【新作】
8月25日[金]~9月3日[日] 開演:平日7時/土日2時
作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
脚本・構成・演出:浅野佳成
作曲:林光 音楽協力:八幡茂
舞台美術:アンドラ・バドゥレスコ Andra Badulesco
衣裳:ズザンナ・ピョントコフスカZuzanna Piątkowska
バジリ・ピョントコフスキBazyli Piątkowski
音響:実吉英一 照明:坂野貢也
音響オペレータ:渡辺雄亮 舞台監督:佐田剛久
出演:渋谷愛/栗山友彦
田中賢一/柳瀬太一/緒方一則
佐藤勇太/白石圭司/白根有子/稲葉礼恵
髙階ひかり/倉八ほなみ/仲村三千代
人間の生命の尊さを高らかに歌う―
芸術監督 浅野佳成が演出する、ブレヒトの新作!
亡命作家ブレヒトが2つの大戦を経験し、20歳のときに執筆した処女作『バール』。その冒頭に書かれた詩「偉大なバールの賛歌」をもとに、芸術監督 浅野佳成が上演台本を作成。バールを愛した“女”を登場させ、ブレヒトが戯曲に込めた〈生命への賛歌〉を断片化し、上演する詩劇の試みです。
これまでも『肝っ玉おっ母とその子供たち』『マハゴニー市の興亡』などのブレヒト作品を演出してきた浅野のもとに、国内外のスタッフが集結。創立30周年を迎える劇団の、新たな出発点となる新作上演です。
これが私が愛したバール、そしてこの空がバールの空
ひとりの女が愛したのは、放埒な自然児バール。
おふくろの胎内から出てきた彼は、何も持たず、空を愛し、酒を飲み、女を抱き、ギターを手に歌う―野たれ死に、再び大地の胎内に戻っていくまで。
バール(栗山友彦)を愛した女を渋谷愛が演じ、バールの生命=エロス、その誕生から消滅までを語る―。
創立30周年記念 レパートリーシアターKAZE第20回凱旋公演
12月22日[金]~24日[日] 開演:平日7時/土日2時
作:松兼功
演出:浅野佳成
音楽:小室等
舞台美術:上田淳子
照明:塚本悟
音響:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久
演出助手:江原早哉香
出演:倉八ほなみ/渋谷愛
緒方一則/酒井宗親/仲村三千代
蒲原智城/稲葉礼恵/清水菜穂子 ほか
自分らしい明日を探しているすべての人へ―
飽くなき好奇心と不屈の愛情の物語 ―ひびき合うものたち
生まれて間もなく一切の光と音を失い、心の鍵を閉ざしたヘレン・ケラー。彼女のもとにやってきた情熱的な新米教師アニー・サリバン。ふたりは必死に「生きている幸せをともに味わいたい」とぶつかり、身体ごとの〈対話〉を重ねていく。人が人を信じることの尊さを描く、劇団の代表的レパートリー。