●旧掲示板
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NHKで放送されていた、「母が口にした『進歩』その言葉はひどく嘘っぽく響いていた」という公演が衝撃的で、忘れられません。演劇の面白さを改めて感じた公演でした。ぜひ一度生で拝見したいです。新型ウイルスにより大変な時期ではありますが、頑張ってください。応援しています。
ありさわさん、返信が遅くなってしまいごめんなさい。 深夜のアンコール放送をご覧頂いたのですね。ありがとうございます。 新型コロナウィルスの影響で東京・東中野を拠点劇場とするレパートリシアターKAZEでの 上演が延期になっているなか、今回の再放送となりました。 衝撃を受けたというありさわさんの思い、そしてこの時期に投稿いただいたことを、私たち もとても嬉しく思っています。
この作品は、2016年に初演し、2018年の再演にNHKエンターテイメントからの依頼で、劇 団でも初めてカメラが劇場に入っての上演でした。 作家マテイ・ヴィスニユックはルーマニア出身で、チャウシェスク政権下にフランスに亡命 しました。人間が築いた歴史、そして人に対する厳しくもあたたかなまなざしは、この作品 にも溢れていると思います。 風はオリジナル作品、新作とヴィスニユック作品を上演し続けています。 この作品も、また上演します! その時にはぜひ観に来てください。 レパートリーシアターKAZEの公演はコロナ禍の中、目途は立っていませんが、来年には再 開したいと考えています。マテイ・ヴィスニユックの新作上演も考えています。こちらもぜ ひご覧頂きたい作品です。ありさわさんが感じた「演劇の面白さ」がより深まればと思いま す。 では、ありさわさんもお身体には充分気をつけて頑張ってくださいね。
東京演劇集団風 工藤順子
こんにちは。昨日公演に来てくださった近畿大学付属新宮高等学校の生徒です。勇気がないので匿名でごめんなさい。どうしても感謝の気持ちと感想を伝えたくて…コメント失礼します。
ヘレン・ケラー、とても感動しました。サリバン先生の諦めたくないという強い感情、ヘレンの心の中の言葉では言い表せないような感情、両親の子を思う気持ち…全てが演劇を通してはっきりと伝わってきました。目の前のヘレン・ケラーの世界に釘付けでした。サリバン先生が一生懸命頑張るシーンでは息を飲みました。ラストのシーンは学校の行事じゃなければ絶対泣いていました。途中のクスッと笑える掛け合いもとても見ていて楽しかったです。 拙い文章で申し訳ございません。でも本当に感動しました。皆さんの演劇をもっと見たいと思いました。本当にありがとうございました。
近畿大学付属新宮高等学校の匿名希望さん、早速のコメントどうもありがとう! 返信遅くなってしまってごめんなさい。 どうしても伝えたい事があるという気持ちがとってもよく分かるコメント、本当にありがとう。 登場人物それぞれに関心を持って、全身で向き合い楽しみながら観てくれたんですね。 とっても嬉しいです。
やっぱり学校行事だとまわりの目が気になったりしますよね、分かります(笑) ても涙をこらえたり笑いをこらえたりしながらもそこに居たという記憶はその場所や空間、一緒に観た友達や先生方も含めてその時の感情と共に思い出になると思います。 それは匿名希望さんがまわりの人たちを感じていたからこそのものです。 これはとっても大切な事だと思います。 匿名希望さんが受け取ったのをこれから先、何かにぶつかったり迷ったりした時ちょっとでも引き出してみて貰えたら私たちも嬉しいです。
これからは今までの価値観ではどうにもならない事もあるかも知れません。 でも、何か突破口は見つけられると私は信じています。
ごめんなさい! 途中でミスタッチをしてしまいました(笑)
続きです。
今を共に生きる者として一緒に歩んで行きましょう!
これから冬に向かって寒くなりますね。 くれぐれも身体に気を付けて、元気で過ごして下さいね。 機会があったら東京の劇場にもぜひ遊びに来て下さい、
では、またお会いしましょう!
本当にありがとう!
ケート・ケラー役 仲村三千代
今日公演に来てくださった、近畿大学附属新宮高等学校の小山です。 私は耳が聞こえないので、1番前で観させていただきました。みなさんの感情のこもった演技に感動しました。
倉八ほなみさんに質問があります。ヘレン・ケラーを演じるにあたって、「耳が聞こえず、目が見えない」を意識して、演じられたかと思います。私は実際、耳が聞こえないので、無音の怖さはわかりますが、目の前が見えない怖さはわかりません。しかし、倉八さんは、健常者です。耳が聞こえず、目が見えないヘレン・ケラーを演じる時、気をつけたこと、また、難しかったことはなんですか?是非教えて下さい!
今日は素敵な公演をありがとうございました!東京まで気をつけてお帰りください。
小山さん、想いのこもったメッセージとご質問ありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。 小山さん、近畿大学附属新宮高等学校の皆さんと1日の時間を通して、ともに公演を創ることが出来たこと、私たちもとても嬉しく思っています。 客席にいるひとりひとりの熱い眼差しに支えられた時間であったと感じました。
「ヘレン・ケラー」を演じるときに気をつけたこと、難しかったことですが、私が劇団にはいってすぐの時、最初はスタッフとしての『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーメンバーでした。現在ヘレン役の俳優は私を含めて3人いるのですが、(アニー役の俳優も3人、パーシィ役の俳優も3人、お母さん役とお兄さん役は2人の俳優が演じています)当時、ヘレン役をしている2人の、どちらが“上手い”かではなく、自身がその場に立ち、全身で舞台と客席に向き合い、2人とも違う、自分の姿を持つひとりひとりの俳優が“ヘレン・ケラー ”を演じる姿にとても衝撃を受けました。 “ヘレン・ケラー”のように、耳が聞こえず、目が見えず、話せないことを上手く演じるのではなく、彼女が持っている、人や世界に対する好奇心であったり、もどかしさであったり、全身で感じていたものがきっとあたのだと、“ヘレン・ケラー”の姿を思い描いたり、考えたり、そのなかで、重なったり、なんでだろう、と疑問に思ったり、“ヘレン・ケラー”を通して、自分自身の姿を持ち、一緒に演じている俳優や客席と、一回一回の公演のなかで“発見”をすることを心がけています。 技術的なところでは、相手からわざと少し目をそらしたり、音がしても反応しないようにしたり、ぶつかったり取っ組みあったりと激しいシーンでは、相手とタイミングを合わせて、力を入れず、わざとリアクションを大きくしたりという部分は気をつけています。 また、稽古のなかで、少しだけですが、彼女の世界に触れてみたいと思い、目をつぶって歩いてみたり、ものに触れてみたり、ヘレン・ケラー が書いた伝記を読んでみたこともありました。 難しかったことですが、やはり、公演を重ねるなかで、一緒に演じている相手や客席の姿を見逃してしまったり、“発見”出来ない時がある時です。そんな時は、自分の事で必死になってしまっていたり、焦ってしまい、相手を感じられず、何も生まれてこない時です。
以上になりますが、大丈夫でしたでしょうか? 私たちは、この後『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』を11/11の千秋楽まで公演し、その後『星の王子さま』の公演、そして、九州では、現在並行して巡演している『Touch〜孤独から愛へ』の公演を12月までおこないます。
小山さんも身体に気をつけて、素敵な出会いと発見の日々があることを願っています。 今の小山さんだからこそ、感じたり、発見できたり、考えられるものがあるのだと思います。 今の自分の姿を大切にして、学校生活も思いっきり楽しんで下さいね!! いつの日か再会出来る日を心より願っています。
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
倉八さんに質問です。ヘレン・ケラーを演じる時に耳が聴こえない、言葉が話せない、目が見えない役を演じるのはとても難しいことだと思います。でも倉八さんは本当に演技が上手で本当にその障害をもっているように見えて凄いなと思いました。また、ヘレン以外の役でも自分が思っていなくてもその役が思っていたらその台詞を感情を込めて言わなければいけないと思います。どうすれば自分とは違う人物を上手く演じることができますか?
保手濱くん、たくさんの質問とメッセージありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
ヘレン・ケラーを演じるなかで、私自身もちろん、耳が聴こえない、目が見えない、言葉が話せない、という役を演じていますが、私自身の芝居だけでなく、アニーや家族やビニーやお医者さんを演じている俳優が、ともに芝居をするなかで、“ヘレン・ケラー ”を存在させているのだと、私は思います。 そして、観ている観客自身もひとりひとりが、こうではないか、ああではないかと、想いや思考を巡らせ、その想像力とのかけ合いが、ヘレンやアニーや家族の姿、『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の公演を一緒に創っていったのだと思います。 なので、難しいというよりも、公演を通して、自分以外の“誰か”や“何か”や自分自身に触れたり、発見する喜びや楽しさの方が大きいですね。
私もヘレン役以外の役を演じることはありますが、その時に気をつけていることは、台詞の意味や感情を決めつけてしまうのではなく、相手や客席と向き合った時、そのとき、その瞬間に自身のなかで感じたり、湧き上がったもの、また相手や客席の存在を手放さないことです。
“上手く”演じようとするよりも、保手濱くんが自分の持っている感覚で、自分とは違う人物や“誰か”や“何か”、について思いっきり考えたり、疑問を持ったり、観察したとき、その瞬間に何か自分の中で、湧き上がったり、驚いたり、心を動かされたり、発見しながら、演じ、創っていくことのほうが、私は大切なのではと思います。 保手濱くんの、その演劇に向かう情熱と信念を持ったその姿が、きっと客席に伝わり、響いていくのではないかと思います。 時には、失敗したり、納得できなかったり、上手くいかないことあると思いますが、答えや正解を決めてしまわず、失敗を恐れず、たくさん試して、発見し続けて欲しいと思います。
また、何か質問や疑問があれば、掲示板やHPのTOPにあるメールアドレスにいつでも連絡下さい!
保手濱くんの持つまっすぐな姿勢や情熱が、きっとたくさんの可能性を産んでいくのだと思います。 遠くからではありますが、私たちも応援しています!!
今日公演に来て下さった香川県立坂出工業高等学校の德井です。自分は他の人みたいに質問があるわけでもないし後片付けの手伝いをしたわけでもなくて申し訳ないんですが、今日放課後の舞台見学に行かせてもらった時、倉八ほなみさんに握手をしてもらったのにお礼を言えてなかった気がしてもやもやしていたので改めて言わせてください。急に握手をお願いしたのにわざわざ手袋を外して握手をしてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
徳井さん、メッセージありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。 徳井さん、坂出工業高校の皆さんと一緒に公演を創ることが出来たこと、私たちも心より嬉しく思っています。
掲示板を通してメッセージを伝えてくれたこと、そして、終演後、放課後になってからも舞台見学に来てくれたこと、本当にありがとうございます。 本番が始まると、熱を持った姿で舞台に向かっていた姿、終演後の舞台見学での生き生きとした表情で舞台に触れていたり、劇団員に声をかける姿、そのひとりひとりの豊かな姿は忘れませんし、本当に輝いていました。 握手をしてくれた姿からも、公演を楽しみにしてくれていたことや、想いがひしひしと伝わってきました! 友達や先生たちと一緒に過ごした公演の時間を通して、徳井さん自身が感じたり、考えたり、発見したことを大切にして欲しいです。
これからの学校生活もたくさんの思い出を作って、徳井さんにとって、かけがけのない時間になることを心より願っています!
NHKで放送されていた、「母が口にした『進歩』その言葉はひどく嘘っぽく響いていた」という公演が衝撃的で、忘れられません。演劇の面白さを改めて感じた公演でした。ぜひ一度生で拝見したいです。新型ウイルスにより大変な時期ではありますが、頑張ってください。応援しています。
ありさわさん、返信が遅くなってしまいごめんなさい。
深夜のアンコール放送をご覧頂いたのですね。ありがとうございます。
新型コロナウィルスの影響で東京・東中野を拠点劇場とするレパートリシアターKAZEでの 上演が延期になっているなか、今回の再放送となりました。
衝撃を受けたというありさわさんの思い、そしてこの時期に投稿いただいたことを、私たち もとても嬉しく思っています。
この作品は、2016年に初演し、2018年の再演にNHKエンターテイメントからの依頼で、劇 団でも初めてカメラが劇場に入っての上演でした。
作家マテイ・ヴィスニユックはルーマニア出身で、チャウシェスク政権下にフランスに亡命 しました。人間が築いた歴史、そして人に対する厳しくもあたたかなまなざしは、この作品 にも溢れていると思います。
風はオリジナル作品、新作とヴィスニユック作品を上演し続けています。
この作品も、また上演します! その時にはぜひ観に来てください。
レパートリーシアターKAZEの公演はコロナ禍の中、目途は立っていませんが、来年には再 開したいと考えています。マテイ・ヴィスニユックの新作上演も考えています。こちらもぜ ひご覧頂きたい作品です。ありさわさんが感じた「演劇の面白さ」がより深まればと思いま す。
では、ありさわさんもお身体には充分気をつけて頑張ってくださいね。
東京演劇集団風 工藤順子
こんにちは。昨日公演に来てくださった近畿大学付属新宮高等学校の生徒です。勇気がないので匿名でごめんなさい。どうしても感謝の気持ちと感想を伝えたくて…コメント失礼します。
ヘレン・ケラー、とても感動しました。サリバン先生の諦めたくないという強い感情、ヘレンの心の中の言葉では言い表せないような感情、両親の子を思う気持ち…全てが演劇を通してはっきりと伝わってきました。目の前のヘレン・ケラーの世界に釘付けでした。サリバン先生が一生懸命頑張るシーンでは息を飲みました。ラストのシーンは学校の行事じゃなければ絶対泣いていました。途中のクスッと笑える掛け合いもとても見ていて楽しかったです。
拙い文章で申し訳ございません。でも本当に感動しました。皆さんの演劇をもっと見たいと思いました。本当にありがとうございました。
近畿大学付属新宮高等学校の匿名希望さん、早速のコメントどうもありがとう!
返信遅くなってしまってごめんなさい。
どうしても伝えたい事があるという気持ちがとってもよく分かるコメント、本当にありがとう。
登場人物それぞれに関心を持って、全身で向き合い楽しみながら観てくれたんですね。
とっても嬉しいです。
やっぱり学校行事だとまわりの目が気になったりしますよね、分かります(笑)
ても涙をこらえたり笑いをこらえたりしながらもそこに居たという記憶はその場所や空間、一緒に観た友達や先生方も含めてその時の感情と共に思い出になると思います。
それは匿名希望さんがまわりの人たちを感じていたからこそのものです。
これはとっても大切な事だと思います。
匿名希望さんが受け取ったのをこれから先、何かにぶつかったり迷ったりした時ちょっとでも引き出してみて貰えたら私たちも嬉しいです。
これからは今までの価値観ではどうにもならない事もあるかも知れません。
でも、何か突破口は見つけられると私は信じています。
ごめんなさい!
途中でミスタッチをしてしまいました(笑)
続きです。
今を共に生きる者として一緒に歩んで行きましょう!
これから冬に向かって寒くなりますね。
くれぐれも身体に気を付けて、元気で過ごして下さいね。
機会があったら東京の劇場にもぜひ遊びに来て下さい、
では、またお会いしましょう!
本当にありがとう!
ケート・ケラー役 仲村三千代
今日公演に来てくださった、近畿大学附属新宮高等学校の小山です。
私は耳が聞こえないので、1番前で観させていただきました。みなさんの感情のこもった演技に感動しました。
倉八ほなみさんに質問があります。ヘレン・ケラーを演じるにあたって、「耳が聞こえず、目が見えない」を意識して、演じられたかと思います。私は実際、耳が聞こえないので、無音の怖さはわかりますが、目の前が見えない怖さはわかりません。しかし、倉八さんは、健常者です。耳が聞こえず、目が見えないヘレン・ケラーを演じる時、気をつけたこと、また、難しかったことはなんですか?是非教えて下さい!
今日は素敵な公演をありがとうございました!東京まで気をつけてお帰りください。
小山さん、想いのこもったメッセージとご質問ありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
小山さん、近畿大学附属新宮高等学校の皆さんと1日の時間を通して、ともに公演を創ることが出来たこと、私たちもとても嬉しく思っています。
客席にいるひとりひとりの熱い眼差しに支えられた時間であったと感じました。
「ヘレン・ケラー」を演じるときに気をつけたこと、難しかったことですが、私が劇団にはいってすぐの時、最初はスタッフとしての『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーメンバーでした。現在ヘレン役の俳優は私を含めて3人いるのですが、(アニー役の俳優も3人、パーシィ役の俳優も3人、お母さん役とお兄さん役は2人の俳優が演じています)当時、ヘレン役をしている2人の、どちらが“上手い”かではなく、自身がその場に立ち、全身で舞台と客席に向き合い、2人とも違う、自分の姿を持つひとりひとりの俳優が“ヘレン・ケラー ”を演じる姿にとても衝撃を受けました。
“ヘレン・ケラー”のように、耳が聞こえず、目が見えず、話せないことを上手く演じるのではなく、彼女が持っている、人や世界に対する好奇心であったり、もどかしさであったり、全身で感じていたものがきっとあたのだと、“ヘレン・ケラー”の姿を思い描いたり、考えたり、そのなかで、重なったり、なんでだろう、と疑問に思ったり、“ヘレン・ケラー”を通して、自分自身の姿を持ち、一緒に演じている俳優や客席と、一回一回の公演のなかで“発見”をすることを心がけています。
技術的なところでは、相手からわざと少し目をそらしたり、音がしても反応しないようにしたり、ぶつかったり取っ組みあったりと激しいシーンでは、相手とタイミングを合わせて、力を入れず、わざとリアクションを大きくしたりという部分は気をつけています。
また、稽古のなかで、少しだけですが、彼女の世界に触れてみたいと思い、目をつぶって歩いてみたり、ものに触れてみたり、ヘレン・ケラー が書いた伝記を読んでみたこともありました。
難しかったことですが、やはり、公演を重ねるなかで、一緒に演じている相手や客席の姿を見逃してしまったり、“発見”出来ない時がある時です。そんな時は、自分の事で必死になってしまっていたり、焦ってしまい、相手を感じられず、何も生まれてこない時です。
以上になりますが、大丈夫でしたでしょうか?
私たちは、この後『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』を11/11の千秋楽まで公演し、その後『星の王子さま』の公演、そして、九州では、現在並行して巡演している『Touch〜孤独から愛へ』の公演を12月までおこないます。
小山さんも身体に気をつけて、素敵な出会いと発見の日々があることを願っています。
今の小山さんだからこそ、感じたり、発見できたり、考えられるものがあるのだと思います。
今の自分の姿を大切にして、学校生活も思いっきり楽しんで下さいね!!
いつの日か再会出来る日を心より願っています。
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
倉八さんに質問です。ヘレン・ケラーを演じる時に耳が聴こえない、言葉が話せない、目が見えない役を演じるのはとても難しいことだと思います。でも倉八さんは本当に演技が上手で本当にその障害をもっているように見えて凄いなと思いました。また、ヘレン以外の役でも自分が思っていなくてもその役が思っていたらその台詞を感情を込めて言わなければいけないと思います。どうすれば自分とは違う人物を上手く演じることができますか?
保手濱くん、たくさんの質問とメッセージありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
ヘレン・ケラーを演じるなかで、私自身もちろん、耳が聴こえない、目が見えない、言葉が話せない、という役を演じていますが、私自身の芝居だけでなく、アニーや家族やビニーやお医者さんを演じている俳優が、ともに芝居をするなかで、“ヘレン・ケラー ”を存在させているのだと、私は思います。
そして、観ている観客自身もひとりひとりが、こうではないか、ああではないかと、想いや思考を巡らせ、その想像力とのかけ合いが、ヘレンやアニーや家族の姿、『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の公演を一緒に創っていったのだと思います。
なので、難しいというよりも、公演を通して、自分以外の“誰か”や“何か”や自分自身に触れたり、発見する喜びや楽しさの方が大きいですね。
私もヘレン役以外の役を演じることはありますが、その時に気をつけていることは、台詞の意味や感情を決めつけてしまうのではなく、相手や客席と向き合った時、そのとき、その瞬間に自身のなかで感じたり、湧き上がったもの、また相手や客席の存在を手放さないことです。
“上手く”演じようとするよりも、保手濱くんが自分の持っている感覚で、自分とは違う人物や“誰か”や“何か”、について思いっきり考えたり、疑問を持ったり、観察したとき、その瞬間に何か自分の中で、湧き上がったり、驚いたり、心を動かされたり、発見しながら、演じ、創っていくことのほうが、私は大切なのではと思います。
保手濱くんの、その演劇に向かう情熱と信念を持ったその姿が、きっと客席に伝わり、響いていくのではないかと思います。
時には、失敗したり、納得できなかったり、上手くいかないことあると思いますが、答えや正解を決めてしまわず、失敗を恐れず、たくさん試して、発見し続けて欲しいと思います。
また、何か質問や疑問があれば、掲示板やHPのTOPにあるメールアドレスにいつでも連絡下さい!
保手濱くんの持つまっすぐな姿勢や情熱が、きっとたくさんの可能性を産んでいくのだと思います。
遠くからではありますが、私たちも応援しています!!
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
今日公演に来て下さった香川県立坂出工業高等学校の德井です。自分は他の人みたいに質問があるわけでもないし後片付けの手伝いをしたわけでもなくて申し訳ないんですが、今日放課後の舞台見学に行かせてもらった時、倉八ほなみさんに握手をしてもらったのにお礼を言えてなかった気がしてもやもやしていたので改めて言わせてください。急に握手をお願いしたのにわざわざ手袋を外して握手をしてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
徳井さん、メッセージありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
徳井さん、坂出工業高校の皆さんと一緒に公演を創ることが出来たこと、私たちも心より嬉しく思っています。
掲示板を通してメッセージを伝えてくれたこと、そして、終演後、放課後になってからも舞台見学に来てくれたこと、本当にありがとうございます。
本番が始まると、熱を持った姿で舞台に向かっていた姿、終演後の舞台見学での生き生きとした表情で舞台に触れていたり、劇団員に声をかける姿、そのひとりひとりの豊かな姿は忘れませんし、本当に輝いていました。
握手をしてくれた姿からも、公演を楽しみにしてくれていたことや、想いがひしひしと伝わってきました!
友達や先生たちと一緒に過ごした公演の時間を通して、徳井さん自身が感じたり、考えたり、発見したことを大切にして欲しいです。
これからの学校生活もたくさんの思い出を作って、徳井さんにとって、かけがけのない時間になることを心より願っています!
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ