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ブレヒト 2015/08/30 20:37 サトウタクヤ |
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ブレヒト作「コーカサスの白墨の輪」を拝見しました。 ブレヒトって批評精神と涙を誘う物語性が両立していて素晴らしいですね。
ところで、岩淵達治訳(未来社刊)も読んでいるところですが、舞台シナリオはこれを底本にしたのでしょうか? 冒頭のコルホーズの話や、途中の挿話など、舞台では出てこなかった部分もあると思いますが、 これは時間の制約で大胆にカットしたんでしょうか?
また最後に白墨の輪が垂直に立つ演出では予想もしていなかったので、度肝を抜かれました。 とても良かったです。ただグルシェと領主夫人が引っ張り合う構図が観念的にはわかっても、 視覚的にはちょっとわかりずらくなってしまったかなあとも思います。斜めにするくらいでも 十分ではなかったでしょうか?
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Re: ブレヒト 2015/09/07 20:34 江原早哉香 |
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ご来場ありがとうございました。 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 このように、感想を書いていただくのは嬉しいかぎりです。
今回上演した「コーカサスの白墨の輪」も含め、劇団が上演するブレヒト作品はすべて、岩淵達治さんの翻訳をもとに、上演台本をつくり、上演しています。 「コーカサス…」は未来社のブレヒト全集の翻訳をもとに、テキストレジ(カット)を行いました。時間の制約のため、ではなく、この作品を書いたブレヒトの精神と、いま私たちが生きる時代が繋がるよう、序景も含め、台本づくりに努めたつもりです。 いかがだったでしょうか。
今回初演した「コーカサスの白墨の輪」は、これからも試行を重ね、劇団の新しいレパートリーにしていきたいと考えています。サトウさんの言葉もしっかりと受け止め、次回の上演に向かいますので、ぜひ、そのときを楽しみにしていてください。
演出 江原早哉香
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