●旧掲示板
名前
メール
コメント
一昨日(2021年11月18日),佐世保高専での公演「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」を鑑賞させていただいた電気電子工学科1年の担任です。 今回も心に響く演劇,有り難うございました。
この日の学級日誌,「文化鑑賞会では演技の迫力がすごかったでし。おもしろかったです。」,「文化鑑賞会があった。ヘレン・ケラー約の方の演技がとても上手くて見いってしまう劇だった。搬入と搬出のお手伝いも,とてもいい経験になった。また見たいです。」と,2人の日直がそれぞれ感想を書いていました。
私,サリバン先生が大好きです。自分が中高生くらいだったら…,友達の手をムギュと掴み,”D”,”O”,”L”,”L”と叫びながら掌を打ち付け,「指文字ごっこ」を流行らせていたかもしれない…,なんて思って観てました。教員という立場で見ても,心に響くものがガンッと伝わってきます。
高専生としての普通の生活を送っているだけでは,出会うことの少ない演劇の世界,たまには「プロの劇団による,魂を揺さぶられるような体験を!」という想いで始まった文化鑑賞会,本校では2010年12月の「ハムレット」が初演であり,そもそも本校初(?)の文化鑑賞会でした。急に体育館改修の予算が付き,本校では実施できない。急遽,市民会館のホールを借用,500名程度の学生をバス輸送など,大変だったのを覚えています。
高専教員として最後の年に,東京演劇集団「風」の公演をまた鑑賞出来て良かったです。幸運なことに,柳瀬さんにご挨拶することが出来ました。有り難うございました。今後も皆さまのご活躍を楽しみにしています。
牧野一成さま、書き込みありがとうございます。 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 佐世保高専での公演は、去年からの延期で今年になってしまいましたが、 今回が4回目になります! 全国の高専の中でも最多回数です。 11年前の『ハムレット』が間違いなく佐世保高専での最初の演劇鑑賞行事です。 牧野先生にとっては、芸術鑑賞行事を立ち上げた時の苦労と、 今回の公演とがダブって感じられたのではないでしょうか。
僕も牧野先生にお会いできるかな、もしかしたら転勤・退職されたのかな と思っていたところでの再会でしたから、本当に嬉しく思っています。
ひとつの公演には、それに関わる人のいろんな思いが詰まっています。 牧野先生が立ち上げた芸術鑑賞行事が受け継がれ、その中で学生さんたちが なにか宝物を発見してくれることを期待して、僕たちもやり続けていきたいと思います。 ありがとうございました! またお会いしましょう!
アナグノス役 柳瀬太一
少し前に私の高校に来ていただきTouchを鑑賞しました。 本当に面白くて感動しました。
そこで一つお聞きしたいのですが、母も演劇が好きなので風さんのTouchを見せてあげたいのですが、どのサイトを見てもスケジュールがなかったのでどこで公演があるのか分からなかったのですが、どこに載ってますか?
私は演劇の道に進みたいと思っているので今回の芸術鑑賞会はとても勉強になりました。トリートさんのお兄ちゃん感、フィリップさんの何も知らない感、ハロルドさんのなんでもお見通しの細かい演技が素晴らしかったです。 ありがとうございました
兵庫県出身高校生さんへ
返信お待たせいたしました。 お母さんにも観せたい、とはなんて嬉しいメッセージ!是非、家族でご覧頂きたいのですが、2021年中の『Touch』の上演は全て終わってしまいました。 風のツアーは兵庫県出身高校生さんがご覧頂いたような学校行事での上演が多く、一般の皆さんがチケットを購入して観劇できる機会はそれほど多くありません。
しかし、今年7月に兵庫県内でも姫路キャスパホールという会館の事業で上演させて頂いたりと決して機会がないわけではないです。ですから、お母さんとご覧頂くとしたら会館や自治体の自主事業として呼んでもらった一般公演になるかと思いますが…そういった上演をキチンと知らせる場をこのホームページか、風のブログに創らなければと今回の質問で感じました。近々に劇団内で今後どういう形にして行くのかを決め、改めて返信をキチンとしますので少しお時間を下さい。
今のところ来年の『Touch』の上演機会でご案内出来そうなところですと、詳細はこれからですが2月半ばに滋賀県大津市内で、10月半ばに岡山県勝央町(岡山県内ですが、極めて兵庫県との県境に近いです)での上演が思い浮かぶところですね。勿論遠方になりますが関東や東海などでも一般公演の予定があります。
この秋は兵庫県内で何校か上演させて頂きましたので、どちらの学校かわかりませんが、学校名さえ教えて頂ければ担当して頂いた先生や「演劇の道に進みたい」とのことですので演劇部に在籍させてるならば顧問の先生に公演情報をお伝えすることも可能ですよ。
今度は家族で『Touch』をご覧頂ける日を今から楽しみにしております。
トリート役 佐野準
本日兵庫県で演劇を鑑賞させてもらったものです 演者の皆さんの気持ちそのものが伝わってくるような演技でとても感動しました。 本日謝礼を合わせていただく時に緊張して全然うまく言うことができませんでした。 緊張していましたが、自分が喋っている時に相槌をしていただいたので楽な気持ちになりました。 しかし自分の言いたいことは言えたのでよかったなぁと思いました。 ありがとうございました。
もう一度送らせて頂きます。 人前で話す時に上手く話すコツがあれば教えて頂きたいです
Sさん、書き込みありがとうございます。 返信が遅くなってしまってごめんなさい。 Sさんは、香住高校での公演の際、お礼のことばを述べてくれた生徒さんですよね。 Touchを見て、自分のことを発見し、沢山のことを感じ取った自分への驚きと、 ありがとうの気持ちはよく伝わってきましたよ。 心のこもったことばでした。 こちらも嬉しくなってきました。
質問に対する答えになるかは分かりませんが、 気持ちをいっぱい持つことではないかと思います。 あの時のSさんは、そうでしたよ。だから相槌を打ったんです。 これからも頑張ってください! ありがとうございました。
ハロルド役 柳瀬太一
本日兵庫でTouchを拝見いたしました。私はこれまであまりプロの演劇を観る機会がなかったので、どんな劇なのかイメージしずらかったのですが、実際に観させていただくと、テレビで観るのとでは全く違う迫力が伝わってきてとても感動しました。音楽や照明の演出、パフォーマンスが素敵で感動しました。特にハロルドが拳銃を二人に向けているシーンや、その後の実際に撃つシーンなどで、舞台上の緊張や音がダイレクトに伝わってくきて鳥肌がたちました。最初は乱暴な兄の印象が強かったトリートが、拳銃を向けられて真っ先に弟を庇うように前に立ってハロルドを威嚇しているのがとてもいいなと思いました。母親がおらず、兄弟二人で生きてきたトリートとフィリップの関係がよく分かるシーンだなと感じました。トリートがフィリップを外に出したがらないのは、弟に危険な目にあってほしくないからなのか、など色々考えてしまいました。 ハロルドに面倒を見てもらうようになってからのフィリップは前と変わらないように見えて、ハロルドからたくさんの勇気を貰っているからか兄と二人で暮らしていた時よりも自分の意見をハッキリと持っているように感じ、フィリップにとってハロルドの影響はとてもいいものだったと思いました。トリートにとっても同様に良いものであると思っていましたが、感情を抑えることが出来なかったトリートにとって、ハロルドによる抑制はきついものがあったように見えて、苦しくなりました。また、ハロルドが亡くなるシーンで、フィリップは受け入れられないように何度も名前を呼んでいましたが、トリートは「死んだんだ!」とフィリップに見せつけるように腕を取り、高く掲げた後手を握ったことがなかった、と自分の頭にハロルドの手を持っていくシーンが、トリートも本当はフィリップのように愛されたかったのかなと考えると辛くて涙が出てしまいました。 終わった後にセットを見学させていただいたり、役者さんと話したりできてとても嬉しかったです。セットも一つ一つがとても作り込まれていて感激しました。 途中で笑いがあり、最後にとても感動する劇を観ることができて幸せです。本当にありがとうございました!これからもお体に気をつけて頑張ってください!応援しています!
みくさんへ
観劇当日のメッセージ有り難うございます。
まさにみくさんの興奮が伝わってくる文章ですね。登場人物の行動に目を向け、その心の機微まで感じ取って頂いていてとても嬉しく感じました。特にトリートのことは本当に細かく観てくれていたのですね、恐縮です!
舞台裏見学にも参加して頂いて、ご担当の先生は「参加を呼びかけても全然生徒が残らなかったらどうしよう」と思っていたそうなので、沢山の生徒さんが残ってくれたことに驚き、とても喜んでくれていたのが印象に残っています。 あの人数には私もビックリしました。
三年に一度のあの学校での芸術鑑賞会、昨年五月・今年五月と延期が続いていましたが本当に上演できて良かったとこの掲示板を見ても思います。 みくさんと同様に多くの生徒にとって初めての演劇だったかと思いますが、ハロルド演じる柳瀬がカーテンコールで話したように『高校生活の大きな思い出の一つ』となって頂ければ幸いです。
実は先週で今年の『Touch』は千秋楽を迎えました。しかし、今年は年末のクリスマスまで『ヘレン・ケラー』と『星の王子さま』という演目が全国を駆け巡っています。皆さんのエールを糧に元気に走り抜けようと思います。
トリート役 佐野 準
本日兵庫県で Touch〜孤独から愛へ を拝見した者です。座談会やバックヤード見学ではあまり感想を言えなかったのでここでお伝えしたいと思い、書き込ませて頂きます。 まず、舞台のセットがとても作り込まれていることに感動しました。私が1番好きだったのは最初にハロルドを家に連れてきたシーンで、床に空き缶が散らばっていたのが素敵だと思いました。あの空き缶を踏んだり蹴飛ばしたりすることでハロルドが酔っ払っていることやトリートのガサツさがよく伝わって凄いと思いました。また、散歩から帰ってきたフィリップが花を持っていたり、家に帰ってきたトリートの服が乱れていたりという変化も好きで、何があったかは語られていないのに察する余地があるというのが素敵だと思いました。それから、役者さんの演技もとても素晴らしくて、ステージ上で登場人物が生きているというか、実在しているように錯覚してしまいました。自分もあんな演技ができるようになりたいです。他にも、トリートに触れるのを拒絶されたハロルドが自分の手を見つめたところや、トリートに比べて物を両手で持つことの多いフィリップなど、キャラクターの個性がはっきりとわかる演技が凄かったです。 私の住む地域ではプロの演劇を見る機会は滅多にありません。学校でも生徒数が少ないため演劇部が無く、演劇そのものに関わる機会もあまりありません。それでも私は演技をすることが好きで、何か芝居に関わることがいつかできたらいいなと思っていたし、本物の演劇もいつかお金貯めて見に行きたいと思っていました。本日は貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。これからもお体にどうぞお気をつけて頑張ってください!
あやかさん、思いの詰まった書き込みをありがとうございます。 こうして、感想を伝えようとしてくれた気持ちがまずうれしいです。 登場人物の細かい仕草にまで目を向けて見てくれていたんですね。むしろ、あやかさんのその見る力が凄いと思います。自分なりに考えて、あの人はああかな?とか、この場面はこうかな?とかそれぞれに想像しながら見るって楽しいですよね。その、思ったことや感じたことを一緒に見た友だちや先生と話してみると、全然違う見方だったり。それもまた演劇の面白さだと思います。 あやかさんが、あの日の公演で思ったことや感じたことが、あやかさんにとっての宝物になってくれたらと思います。 僕たちもあの日、あやかさんたちに出会えて本当によかったです。 担当の先生や舞台裏見学に参加してくれていた生徒さんからも聞きましたが、演劇部はないけれど、文化祭で劇をすることにすごく力を入れているそうですね。あやかさんもそのときに、何かを演じたりするのでしょうね。 今回の『Touch』が、あやかさんをはじめ、生徒のみなさんにとって、今後の劇の創造の刺激となってくれたらと思います。 応援ありがとうございます。秋も深まり、寒くなってきました。あやかさんも身体に気をつけて、過ごしくださいね。
佐藤勇太(フィリップ役)
一昨日(2021年11月18日),佐世保高専での公演「ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち」を鑑賞させていただいた電気電子工学科1年の担任です。
今回も心に響く演劇,有り難うございました。
この日の学級日誌,「文化鑑賞会では演技の迫力がすごかったでし。おもしろかったです。」,「文化鑑賞会があった。ヘレン・ケラー約の方の演技がとても上手くて見いってしまう劇だった。搬入と搬出のお手伝いも,とてもいい経験になった。また見たいです。」と,2人の日直がそれぞれ感想を書いていました。
私,サリバン先生が大好きです。自分が中高生くらいだったら…,友達の手をムギュと掴み,”D”,”O”,”L”,”L”と叫びながら掌を打ち付け,「指文字ごっこ」を流行らせていたかもしれない…,なんて思って観てました。教員という立場で見ても,心に響くものがガンッと伝わってきます。
高専生としての普通の生活を送っているだけでは,出会うことの少ない演劇の世界,たまには「プロの劇団による,魂を揺さぶられるような体験を!」という想いで始まった文化鑑賞会,本校では2010年12月の「ハムレット」が初演であり,そもそも本校初(?)の文化鑑賞会でした。急に体育館改修の予算が付き,本校では実施できない。急遽,市民会館のホールを借用,500名程度の学生をバス輸送など,大変だったのを覚えています。
高専教員として最後の年に,東京演劇集団「風」の公演をまた鑑賞出来て良かったです。幸運なことに,柳瀬さんにご挨拶することが出来ました。有り難うございました。今後も皆さまのご活躍を楽しみにしています。
牧野一成さま、書き込みありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
佐世保高専での公演は、去年からの延期で今年になってしまいましたが、
今回が4回目になります! 全国の高専の中でも最多回数です。
11年前の『ハムレット』が間違いなく佐世保高専での最初の演劇鑑賞行事です。
牧野先生にとっては、芸術鑑賞行事を立ち上げた時の苦労と、
今回の公演とがダブって感じられたのではないでしょうか。
僕も牧野先生にお会いできるかな、もしかしたら転勤・退職されたのかな
と思っていたところでの再会でしたから、本当に嬉しく思っています。
ひとつの公演には、それに関わる人のいろんな思いが詰まっています。
牧野先生が立ち上げた芸術鑑賞行事が受け継がれ、その中で学生さんたちが
なにか宝物を発見してくれることを期待して、僕たちもやり続けていきたいと思います。
ありがとうございました!
またお会いしましょう!
アナグノス役 柳瀬太一
少し前に私の高校に来ていただきTouchを鑑賞しました。
本当に面白くて感動しました。
そこで一つお聞きしたいのですが、母も演劇が好きなので風さんのTouchを見せてあげたいのですが、どのサイトを見てもスケジュールがなかったのでどこで公演があるのか分からなかったのですが、どこに載ってますか?
私は演劇の道に進みたいと思っているので今回の芸術鑑賞会はとても勉強になりました。トリートさんのお兄ちゃん感、フィリップさんの何も知らない感、ハロルドさんのなんでもお見通しの細かい演技が素晴らしかったです。
ありがとうございました
兵庫県出身高校生さんへ
返信お待たせいたしました。
お母さんにも観せたい、とはなんて嬉しいメッセージ!是非、家族でご覧頂きたいのですが、2021年中の『Touch』の上演は全て終わってしまいました。
風のツアーは兵庫県出身高校生さんがご覧頂いたような学校行事での上演が多く、一般の皆さんがチケットを購入して観劇できる機会はそれほど多くありません。
しかし、今年7月に兵庫県内でも姫路キャスパホールという会館の事業で上演させて頂いたりと決して機会がないわけではないです。ですから、お母さんとご覧頂くとしたら会館や自治体の自主事業として呼んでもらった一般公演になるかと思いますが…そういった上演をキチンと知らせる場をこのホームページか、風のブログに創らなければと今回の質問で感じました。近々に劇団内で今後どういう形にして行くのかを決め、改めて返信をキチンとしますので少しお時間を下さい。
今のところ来年の『Touch』の上演機会でご案内出来そうなところですと、詳細はこれからですが2月半ばに滋賀県大津市内で、10月半ばに岡山県勝央町(岡山県内ですが、極めて兵庫県との県境に近いです)での上演が思い浮かぶところですね。勿論遠方になりますが関東や東海などでも一般公演の予定があります。
この秋は兵庫県内で何校か上演させて頂きましたので、どちらの学校かわかりませんが、学校名さえ教えて頂ければ担当して頂いた先生や「演劇の道に進みたい」とのことですので演劇部に在籍させてるならば顧問の先生に公演情報をお伝えすることも可能ですよ。
今度は家族で『Touch』をご覧頂ける日を今から楽しみにしております。
トリート役 佐野準
本日兵庫県で演劇を鑑賞させてもらったものです
演者の皆さんの気持ちそのものが伝わってくるような演技でとても感動しました。
本日謝礼を合わせていただく時に緊張して全然うまく言うことができませんでした。
緊張していましたが、自分が喋っている時に相槌をしていただいたので楽な気持ちになりました。
しかし自分の言いたいことは言えたのでよかったなぁと思いました。
ありがとうございました。
もう一度送らせて頂きます。
人前で話す時に上手く話すコツがあれば教えて頂きたいです
Sさん、書き込みありがとうございます。
返信が遅くなってしまってごめんなさい。
Sさんは、香住高校での公演の際、お礼のことばを述べてくれた生徒さんですよね。
Touchを見て、自分のことを発見し、沢山のことを感じ取った自分への驚きと、
ありがとうの気持ちはよく伝わってきましたよ。
心のこもったことばでした。
こちらも嬉しくなってきました。
質問に対する答えになるかは分かりませんが、
気持ちをいっぱい持つことではないかと思います。
あの時のSさんは、そうでしたよ。だから相槌を打ったんです。
これからも頑張ってください!
ありがとうございました。
ハロルド役 柳瀬太一
本日兵庫でTouchを拝見いたしました。私はこれまであまりプロの演劇を観る機会がなかったので、どんな劇なのかイメージしずらかったのですが、実際に観させていただくと、テレビで観るのとでは全く違う迫力が伝わってきてとても感動しました。音楽や照明の演出、パフォーマンスが素敵で感動しました。特にハロルドが拳銃を二人に向けているシーンや、その後の実際に撃つシーンなどで、舞台上の緊張や音がダイレクトに伝わってくきて鳥肌がたちました。最初は乱暴な兄の印象が強かったトリートが、拳銃を向けられて真っ先に弟を庇うように前に立ってハロルドを威嚇しているのがとてもいいなと思いました。母親がおらず、兄弟二人で生きてきたトリートとフィリップの関係がよく分かるシーンだなと感じました。トリートがフィリップを外に出したがらないのは、弟に危険な目にあってほしくないからなのか、など色々考えてしまいました。
ハロルドに面倒を見てもらうようになってからのフィリップは前と変わらないように見えて、ハロルドからたくさんの勇気を貰っているからか兄と二人で暮らしていた時よりも自分の意見をハッキリと持っているように感じ、フィリップにとってハロルドの影響はとてもいいものだったと思いました。トリートにとっても同様に良いものであると思っていましたが、感情を抑えることが出来なかったトリートにとって、ハロルドによる抑制はきついものがあったように見えて、苦しくなりました。また、ハロルドが亡くなるシーンで、フィリップは受け入れられないように何度も名前を呼んでいましたが、トリートは「死んだんだ!」とフィリップに見せつけるように腕を取り、高く掲げた後手を握ったことがなかった、と自分の頭にハロルドの手を持っていくシーンが、トリートも本当はフィリップのように愛されたかったのかなと考えると辛くて涙が出てしまいました。
終わった後にセットを見学させていただいたり、役者さんと話したりできてとても嬉しかったです。セットも一つ一つがとても作り込まれていて感激しました。
途中で笑いがあり、最後にとても感動する劇を観ることができて幸せです。本当にありがとうございました!これからもお体に気をつけて頑張ってください!応援しています!
みくさんへ
観劇当日のメッセージ有り難うございます。
まさにみくさんの興奮が伝わってくる文章ですね。登場人物の行動に目を向け、その心の機微まで感じ取って頂いていてとても嬉しく感じました。特にトリートのことは本当に細かく観てくれていたのですね、恐縮です!
舞台裏見学にも参加して頂いて、ご担当の先生は「参加を呼びかけても全然生徒が残らなかったらどうしよう」と思っていたそうなので、沢山の生徒さんが残ってくれたことに驚き、とても喜んでくれていたのが印象に残っています。
あの人数には私もビックリしました。
三年に一度のあの学校での芸術鑑賞会、昨年五月・今年五月と延期が続いていましたが本当に上演できて良かったとこの掲示板を見ても思います。
みくさんと同様に多くの生徒にとって初めての演劇だったかと思いますが、ハロルド演じる柳瀬がカーテンコールで話したように『高校生活の大きな思い出の一つ』となって頂ければ幸いです。
実は先週で今年の『Touch』は千秋楽を迎えました。しかし、今年は年末のクリスマスまで『ヘレン・ケラー』と『星の王子さま』という演目が全国を駆け巡っています。皆さんのエールを糧に元気に走り抜けようと思います。
トリート役
佐野 準
本日兵庫県で Touch〜孤独から愛へ を拝見した者です。座談会やバックヤード見学ではあまり感想を言えなかったのでここでお伝えしたいと思い、書き込ませて頂きます。
まず、舞台のセットがとても作り込まれていることに感動しました。私が1番好きだったのは最初にハロルドを家に連れてきたシーンで、床に空き缶が散らばっていたのが素敵だと思いました。あの空き缶を踏んだり蹴飛ばしたりすることでハロルドが酔っ払っていることやトリートのガサツさがよく伝わって凄いと思いました。また、散歩から帰ってきたフィリップが花を持っていたり、家に帰ってきたトリートの服が乱れていたりという変化も好きで、何があったかは語られていないのに察する余地があるというのが素敵だと思いました。それから、役者さんの演技もとても素晴らしくて、ステージ上で登場人物が生きているというか、実在しているように錯覚してしまいました。自分もあんな演技ができるようになりたいです。他にも、トリートに触れるのを拒絶されたハロルドが自分の手を見つめたところや、トリートに比べて物を両手で持つことの多いフィリップなど、キャラクターの個性がはっきりとわかる演技が凄かったです。
私の住む地域ではプロの演劇を見る機会は滅多にありません。学校でも生徒数が少ないため演劇部が無く、演劇そのものに関わる機会もあまりありません。それでも私は演技をすることが好きで、何か芝居に関わることがいつかできたらいいなと思っていたし、本物の演劇もいつかお金貯めて見に行きたいと思っていました。本日は貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。これからもお体にどうぞお気をつけて頑張ってください!
あやかさん、思いの詰まった書き込みをありがとうございます。
こうして、感想を伝えようとしてくれた気持ちがまずうれしいです。
登場人物の細かい仕草にまで目を向けて見てくれていたんですね。むしろ、あやかさんのその見る力が凄いと思います。自分なりに考えて、あの人はああかな?とか、この場面はこうかな?とかそれぞれに想像しながら見るって楽しいですよね。その、思ったことや感じたことを一緒に見た友だちや先生と話してみると、全然違う見方だったり。それもまた演劇の面白さだと思います。
あやかさんが、あの日の公演で思ったことや感じたことが、あやかさんにとっての宝物になってくれたらと思います。
僕たちもあの日、あやかさんたちに出会えて本当によかったです。
担当の先生や舞台裏見学に参加してくれていた生徒さんからも聞きましたが、演劇部はないけれど、文化祭で劇をすることにすごく力を入れているそうですね。あやかさんもそのときに、何かを演じたりするのでしょうね。
今回の『Touch』が、あやかさんをはじめ、生徒のみなさんにとって、今後の劇の創造の刺激となってくれたらと思います。
応援ありがとうございます。秋も深まり、寒くなってきました。あやかさんも身体に気をつけて、過ごしくださいね。
佐藤勇太(フィリップ役)