レパートリーシアターKAZE2014

第83回公演【レパートリー作品】
カミュ生誕100年

異邦人 L'Etranger

1月20日[月]~27日[月]開演:平日7時/土日2時

作:アルベール・カミュ Albert Camus 脚本:浅野佳成
演出:白石圭司 翻訳:窪田啓作(新潮文庫刊)/谷島貫太
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
照明・舞台美術・音響:フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin
〈マントゥール劇場 Théâtre du Menteur〉
舞台監督:長谷川敬久 舞台監督助手:佐田剛久/清水菜穂子 衣裳:木村奈津子
照明オペレータ:坂野貢也 音響オペレータ:渡辺雄亮 演出助手:江原早哉香
協力:ガリマール出版社/カトリーヌ・カミュ
  著作権代理:㈱フランス著作権事務所

出演:中村滋/栗山友彦/緒方一則/渋谷愛
車宗洸/田中賢一/坂牧明/酒井宗親


「お芝居をしないと、彼が暮らす社会では、異邦人として扱われるよりほかはない。嘘をつくという意味は、無いことを言うだけではなく、あること以上のことを言ったり、感じる以上のことを言ったりすることだ」(カミュ)。昨年、カミュの遺族代理人、ガリマール出版社、在日フランス大使館の全面的協力の下、芸術監督 浅野佳成の脚本により初演し、高い評価を得た作品。今回、遺族代理人からの強い要請を受け、生誕100年を記念して再演する。死すべき存在としての人間の不条理を見つめたカミュのまなざしに、いま、人が生きることの自由を問う。


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レパートリーシアターKAZE春の劇場体験週間

肝っ玉おっ母とその子供たち―あとから生まれてくる人たちに Mutter Courage und ihre Kinder

3月8日[土]・9日[日]開演:2時
3月10日~13日は〈春の劇場体験週間〉として近隣の中学校が鑑賞します

作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
上演台本・演出:浅野佳成
音楽:八幡茂 演出助手:江原早哉香
舞台美術・衣裳:アンジェイ・ピョントコフスキ Andrzej Piątokwski
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮 舞台監督:佐田剛久 企画制作:佐藤春江

出演:辻由美子/柳瀬太一/工藤順子/田中悟/仲村三千代
佐野準/車宗洸/白石圭司/栗山友彦


第二次世界大戦が勃発した1939年、ブレヒトが亡命中に執筆した問題作。戦争によって街を奪われた人たち、そしてそこにあった生活をも奪われた人たちが〈あとから生まれてくる人たち〉に歌う〈自由と受難の劇〉。
17世紀のヨーロッパで起きた宗教戦争(三十年戦争)のさなか、幌馬車に商品を積んで軍隊を追いながら「戦争」で生計を立てている肝っ玉おっ母は、その代償としてひとり、またひとりと子どもを失う。しかし彼女は軍隊を追って、ひとり幌馬車を曳く……。


[レパートリーシアターKAZE春の劇場体験週間]

2005年から毎年、近隣の中学生に向けて[春の劇場体験週間]を実施しています。中学生が劇場を訪れて観劇し、終演後には舞台裏見学を行います。 また、演出家や出演者との座談会やワークショップを行うなど、「人が創意工夫する面白さ」や「人の手によってつくられる場」の面白さを肌で感じ、そこからひとつの経験を生み出すことができる、拠点小劇場ならではの企画です。


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【ジョン・F・ケネディ・センター ワールドステージ:国際演劇祭2014】
John・F・Kennedy Centre WORLD STAGES:International Theater Festival 2014

東京演劇集団風+Les Souffleurs commandos poetiques ささやきの詩想レジスタンス

2014年3月28日[金]~30日[日]
会場:ジョン・F・ケネディ・センター(アメリカ・ワシントン)

構成・演出:浅野佳成/オリビエ・コント Olivier Comte

メンバー
東京演劇集団風:柳瀬太一/柴崎美納/田中悟/渋谷愛/中村滋/稲葉礼恵
Les Souffleurs commandos poetiques:オリビエ・コント/エレーヌ・ランスコット/
ニコラ・ビルダー/コリーヌ・タロー/エレーヌ・ビリー(製作)


オーストラリア、南北アフリカ、アジア、ラテンアメリカ、北アメリカ、中東、ヨーロッパからのアーティストや集団が招待されている、ジョン・F・ケネディー・センター“ワールドステージ:国際演劇祭2014”の招待を受け、2014年3月28日~30日、アメリカ・ワシントンにて「ささやきの詩想レジスタンス」が行われます。東京演劇集団風の俳優6名とフランスのオリビエ・コントを含むLes Souffleurs commandos poetiquesのメンバー4名が演劇祭に集まる人々に詩をささやくプロジェクトです。


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【向瀬杜子春 インド写真展】

サンタリークリクラ ~サンタルの子どもたち

2014年4月18日[金]~20日[日]10:00~18:00 入場無料
会場:レパートリーシアターKAZE

目が合った瞬間に始まった、子どもたちとの出会いの軌跡―。
インドの少数民族サンタルの子どもたちを8年にわたり撮影。ある時ふと蘇ってきた故郷の原風景と昭和戦後の子どもたち。
サンタルの里と日本、その結びつきを探る試みの写真展。

構成作家として活躍する向瀬杜子春の、8年に渡るインドの子どもたちとの対話を収めた全29点を展示。サンタルの村の子どもたちの写真を収めた写真集「サンタリー・クリクラ」の出版を記念しての開催です。


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レパートリーシアターKAZE第13回凱旋公演

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎 Jeanne d'Arc  JEANNE ET LE FEU

7月21日[月・祝]~23日[水]開演:平日7時/祝日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 訳:志賀重仁
演出:浅野佳成
上演台本:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久 振付:佐藤薫
演出助手:江原早哉香
著作権代理:㈱フランス著作権事務所

出演:白根有子/栗山友彦/田中賢一/佐藤勇太/田中悟
車宗洸/佐野準/蒲原智城/髙階ひかり/仲村三千代


後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
在日フランス大使館   アンスティチュ・フランセ東京

いま、ひとりの少女が声をあげた ―
600年前、農民の娘ジャンヌは神の声に導かれ、戦争と貧困、疫病にあえぐフランスを救った。しかし、政治という私利私欲によって火刑に処せられる。ひとりの少女の信念は、いまを懸命に生きようとする人々の内なる声に呼びかけ、生きることの勇気と自由を問う。
「声をあげる機会の少ない世界中の若い人たちに、ひとりの少女が起こした〈奇跡の物語〉を、そして声をあげることの重要性を知ってほしい」という芸術監督 浅野佳成の呼びかけに答え、フランスの現代作家マテイ・ヴィスニユックが書き下ろし、モルドバ ウジェーヌ・イヨネスコ劇場との共同制作によって生まれた風のレパートリー。

◆大阪・京都 プレミアム公演◆

【大阪】
6月27日[金] 18時30分 開演 吹田市文化会館 メイシアター 中ホール

【京都】
6月30日[月] 18時30分 開演 京都府立文化芸術会館

※詳細は劇団までお問い合わせください。

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第84回公演【新作】
東京演劇集団風・マントゥール劇場 共同制作による

海との対話 ENTRETIENS AVEC LA MER

8月20日[水]~24日[日]開演:平日7時/土・日2時

脚本:フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin 翻訳:大野舞
演出:フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin/江原早哉香
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
音響:ドゥニ・マラール Denis Malard 照明・衣裳:フランソワ・シャファン FranÇois Chaffin
映像:ドゥニ・マラール Denis Malard
舞台美術:佐田剛久 音響オペレーター:渡辺雄亮 照明オペレーター:坂野貢也
グラフィックデザイン:ベルトラン・サンプール Bertrand Sampeur
舞台監督:辻幸男 企画制作:佐藤春江/エロディー・クロ Elodie Couraud


芸術監督:浅野佳成


出演:辻由美子/坂牧明/柳瀬太一/緒方一則/柴崎美納/西垣耕造/栗山友彦/稲葉礼恵/中村滋/渋谷愛/セリーヌ・リジェ Celine Liger/ジュリアン・ドゥファイ Julien Defaye/セルジュ・バルバガッロ Serge Barbagallo
フランソワ・シャファン FranCois Chaffin/バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier


助成: 文化庁文化芸術振興費補助金
(トップレベルの舞台芸術創造事業)
文化芸術振興費補助金
アンスティチュ・フランセ東京 アンスティチュ・フランセ東京
協賛: SHISEIDO
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本,中野区
在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ東京
認定: [社]企業メセナ協議会

私たちの心の内奥を覗きこむ12のエピソード おびただしい喧噪の中で交わされる日常的な会話……それに反して、人間の心の奥底には“まだ誰にも語ったことのない言葉と暗闇”がある。俳優の身体と声が、映像、音楽、光と共振し、人間の表層と深層が交錯する。
多岐に渡るコラボレーション(実験的上演)を行ってきたフランスのマントゥール劇場との共同制作。日本側の演出は、新進気鋭の江原早哉香。


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レパートリーシアターKAZE第14回凱旋公演

ハムレット Hamlet ―to be or not to be

12月23日[金・祝]~25日[日]開演: 2時

作:ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare 訳:小田島雄志
演出:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu/浅野佳成
舞台美術・衣裳:ステラ・ヴェレブチュアヌ Stela Verebceanu
音楽:マリアン・スタルチェア Marian Starcea 照明:塚本悟 舞台監督:佐田剛久

出演:佐野準/柳瀬太一/柴崎美納/栗山友彦/白根有子/車宗洸
田中悟/田中賢一/佐藤勇太/白石圭司/仲村三千代


偉大な国王だった父の死、直後に母と叔父が結婚。父の突然の死は叔父による暗殺だと知ったハムレット。
大人たちの争いや不正義、権力への迎合を目の当たりにしたハムレットは、自分自身に、そして社会に対して問いかける。To be or not to be―このままでいいのか、いけないのか。“よりアクチュアリティーのあるハムレットを”との意図でウジェーヌ・イヨネスコ劇場と共同製作し、2004年に初演したレパートリー。2007年から全国巡回公演を開始し、今年10月~ 12月に東日本地域・西日本地域を巡演し、拠点劇場での凱旋公演。


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